年齢別の平均年収比較2026【20代・30代・40代、自分の年収は高い?低い?】

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「自分の年収って、同年代と比べてどうなんだろう?」と気になったことはありませんか。僕は32歳のとき、ふとこの疑問が頭から離れなくなりました。周りの友人とお金の話なんてしないし、ネットの情報はバラバラだし。

そこで転職活動のときにエージェント3社から詳しいデータをもらい、さらに国税庁の民間給与実態統計調査を自分で読み込みました。2026年4月時点での最新情報をもとに、リアルな年齢別年収の実態をまとめます。

自分の年収が低いと知ってショックを受けた話

正直に書くと、年収を調べ始めたきっかけは「自分はそこそこもらっている」と思っていたからです。当時32歳、年収は420万円。Web系の会社でそれなりに忙しく働いていたし、同世代の友人と飲みに行っても生活レベルに大差はなかった。だから、まあ普通だろうと。

ところが、転職エージェントとの初回面談で「同年代のITエンジニアの中央値は470万円くらいですね」と言われて、ちょっとした衝撃を受けました。420万円って、平均どころか下側だったのかと。

その日の帰り道、正直かなり落ち込みました。30歳を超えて、自分はそれなりにやってきたつもりだったのに、数字で見ると全然「それなり」じゃなかった。妻にも言えなくて、一人で駅のホームでスマホをいじりながら「年齢別 平均年収」を何度も検索していたのを覚えています。

ただ、実際にはこのショックが転職の原動力になりました。自分の市場価値を正しく把握するって、痛いけど必要な作業だったなと今では思っています。あのとき現実を見なかったら、ずるずると同じ会社にいて、年収は今でも450万円前後だったかもしれない。

だからこの記事を読んでいるあなたにも、「数字を見るのは怖いかもしれないけど、ちゃんと向き合ったほうがいい」と伝えたい。知ってしまえば、そこから動ける。知らないまま過ごすほうがよっぽどリスクが高いです。

年齢別の平均年収データ

まず全体像を把握しましょう。以下は国税庁データと転職エージェントから得た情報を総合した数字です。

  • 20〜24歳:平均年収 約273万円
  • 25〜29歳:平均年収 約382万円
  • 30〜34歳:平均年収 約447万円
  • 35〜39歳:平均年収 約498万円
  • 40〜44歳:平均年収 約536万円
  • 45〜49歳:平均年収 約572万円

ただし、これはあくまで平均値です。中央値はここから50〜80万円ほど低くなると考えてください。一部の高年収層が平均を引き上げているからです。

よくある勘違いなんですけど、「平均年収を超えていれば安心」と思っている人がけっこういます。でも平均は一部の高所得者に引っ張られるので、中央値で見たほうが自分の立ち位置は正確に分かる。30代前半の中央値は380万円前後というデータもあって、平均の447万円とはかなり開きがあります。

年齢×業界クロス表:同年代でもこれだけ差がつく

年齢だけ見ても実態は分かりません。実際には業界によって同年代でもびっくりするくらい年収差があります。僕がエージェント3社からもらったデータと、国税庁の統計を突き合わせて整理した表がこれです。

年齢帯 IT・通信 金融・保険 メーカー(電機・精密) 建設・不動産 小売 飲食・宿泊
20〜24歳 305万円 298万円 280万円 275万円 248万円 225万円
25〜29歳 428万円 435万円 395万円 378万円 322万円 288万円
30〜34歳 512万円 498万円 475万円 442万円 362万円 328万円
35〜39歳 585万円 578万円 530万円 498万円 392万円 348万円
40〜44歳 648万円 652万円 578万円 535万円 418万円 365万円
45〜49歳 695万円 710万円 612万円 562万円 435万円 378万円

この表を見ると、いくつか面白いことが分かります。

まず、20代前半の時点ではどの業界もそこまで大きな差はない。IT・通信と飲食・宿泊で80万円くらいの差です。でも40代になると、この差は330万円まで開く。つまり、20代の業界選びがその後20年の年収カーブに直結しているということです。

正直、これを知ったとき「もっと早く知りたかった」と思いました。新卒のときにこういうデータをちゃんと見ていたかというと、全然見ていなかった。「やりたいこと」だけで就活していた自分に、この表を突きつけてやりたいです。

もう一つ注目してほしいのは、金融・保険が40代で逆転してIT・通信を上回るところ。若いうちはITのほうが給与水準が高いんですが、40代になると金融の管理職ポストが効いてくる。ただし金融は離職率も高いので、生存者バイアスがかかっている可能性はあります。

建設・不動産は30代後半から伸びが鈍化する傾向があって、これは現場職と管理職の比率が影響していると、エージェントに聞きました。管理職に上がれるかどうかで年収が大きく分かれる業界だということです。

僕自身の年収推移

参考までに、僕のリアルな年収遷移を公開します。

  • 24歳(新卒1年目):年収310万円(SIer勤務)
  • 27歳:年収380万円(同社で昇給)
  • 29歳:年収420万円(1回目の転職でWeb系企業へ)
  • 32歳:年収560万円(2回目の転職でSaaS企業へ)
  • 34歳(現在):年収620万円(同社で昇格)

新卒から10年で310万円が620万円になったわけです。ポイントは、同じ会社にいた3年間の昇給幅が70万円だったのに対し、転職による年収アップは合計170万円あったということ。転職しなければ今でも450万円前後だったかもしれません。

ここで一つ、よくある勘違いを訂正しておきたい。「転職すれば年収が上がる」というのは必ずしも正しくないです。実際には、僕の1回目の転職(SIerからWeb系)では年収40万円アップでしたが、2回目(Web系からSaaS)では140万円アップ。この差は何かというと、1回目は「環境を変えたい」が動機で年収交渉をほとんどしなかった。2回目は明確に年収アップを狙って、エージェントと入念に作戦を練った。同じ転職でもやり方次第で結果がまるで変わります。

業界別の年収差は想像以上に大きい

先ほどのクロス表でも触れましたが、もう少し掘り下げます。

僕がエージェントからもらったデータでは、30代前半の平均年収が高い業界トップ3は以下の通りでした。

  1. IT・通信:512万円
  2. 金融・保険:498万円
  3. メーカー(電機・精密):475万円

逆に低い業界としては、小売業が362万円、飲食・宿泊が328万円。同じ30代前半でも業界が違うだけで180万円以上の差がつくことがあります。

これを年間で考えると、10年で1,800万円の差。住宅ローンの頭金が丸々変わるレベルです。もちろん、業界を変えるのはそう簡単じゃない。でも「そもそも自分の業界の年収水準がどの位置にあるのか」を知らないまま「給料が低い」と嘆いても、打てる手が見えてこないですよね。

ちなみに、僕の周りで異業界転職を成功させた人たちに共通していたのは、「業界は変わるけどスキルは持ち越せる」ポジションを狙っていたこと。たとえば小売のECサイト担当がIT企業のWebマーケティング職に移るとか。業界知識は一から覚え直しになるけど、Webマーケのスキル自体は共通だから、即戦力として評価されやすい。

年収を上げるための現実的な方法

「じゃあどうすれば年収が上がるのか」という話ですよね。僕が実践した方法と、周囲で効果があった方法を紹介します。

1. 年収水準が高い業界に移る

前述の通り、業界による年収差は大きい。同じスキルセットでも、業界を変えるだけで年収が50〜100万円上がるケースは珍しくないです。

ただし、業界を変えるだけで自動的に年収が上がるわけではない。ここ、勘違いしている人が多いんですけど、業界の年収水準が高くても、そこで求められるスキルや経験を持っていなければ、むしろ年収が下がることもある。僕の知人で、飲食業のマネージャーからIT企業の営業に転職した人は、最初の提示年収が前職より30万円低かったそうです。それでも2年後には追い抜いていたから、長期的には正解だったんですが。

2. 転職エージェントに年収交渉を任せる

僕の2回目の転職では、エージェントが企業と年収交渉をしてくれて、内定時の提示額から40万円アップしました。自分では言いにくいことをプロに任せるのは合理的な選択です。

実際には、エージェントも全員が交渉上手なわけじゃないので、できれば2〜3社のエージェントを並行して使うのがいい。僕は3社使って、そのうち1社が年収交渉に特に強かった。他の2社は求人の質は良かったけど、交渉面ではあまり動いてくれなかった印象です。

3. 副業でスキルを証明する

僕は副業でWebサイト制作を3件ほどやっていて、そのポートフォリオが転職面接で評価されました。本業以外の実績があると「即戦力」として見てもらいやすくなります。

ただ、副業の種類は選んだほうがいい。正直、転職に活きる副業と、ただ小遣い稼ぎになるだけの副業がある。クラウドソーシングで記事を量産するのと、自分でメディアを立ち上げて運営するのでは、面接での評価がまったく違います。後者のほうが「企画力」「運営力」を示せるので、転職市場での武器になりやすい。

4. 資格取得で市場価値を可視化する

全ての資格が年収に直結するわけではないけれど、ITストラテジストやPMPなど、実務と結びつく資格は評価されやすいです。

僕が見てきた限り、資格が年収に効くのは「未経験分野に挑戦するとき」と「管理職に上がるとき」の2パターン。すでに経験がある分野の資格は、あったら加点くらいの扱いで、劇的に年収が変わることは少ない。逆に、インフラエンジニアがAWS認定を取ってクラウド関連のポジションに応募すると、年収が80万円くらい上がるケースは実際に何件か見ました。

5. 社内で年収を上げる方法も忘れずに

転職ばかりが注目されがちですけど、社内で評価を上げて昇格する方法もちゃんと検討したほうがいい。転職にはリスクが伴うし、新しい環境に慣れるまでの3〜6ヶ月はパフォーマンスが落ちることが多い。

僕が今の会社で年収を60万円上げたのは、四半期ごとの目標設定で「定量的な成果」を意識的に作ったからです。具体的には、担当プロダクトのMRR(月次経常収益)を20%伸ばした実績をベースに昇格を勝ち取りました。上司との1on1で自分の成果を数字で説明できるかどうかで、昇給交渉の成否はかなり変わります。

年収だけで判断するな——数字に振り回された友人たちの末路

こういう記事を書いておいて矛盾するようですが、ここは声を大にして言いたい。年収だけを理由に転職するのは本当におすすめしません。

僕の友人Aは、年収100万円アップの転職をしたものの、残業が月60時間になって半年で辞めました。時給換算したら前の会社のほうが高かったという笑えないオチです。

別の友人Bは、年収150万円アップでコンサルファームに入ったけど、プレッシャーで体調を崩して1年で離脱。休職中に貯金を切り崩す生活になって、結局トータルではマイナスだったと言っていました。

正直、こういう話はけっこう多い。転職サイトやエージェントは「年収アップ」を売りにするから、年収の数字ばかりが目立つ。でも実際には、年収以外の要素——労働時間、通勤時間、人間関係、仕事のやりがい、成長環境——のほうが日々の満足度に直結します。

僕自身、年収420万円から560万円に上がった2回目の転職が一番満足度が高かったんですけど、それは年収が上がったからじゃなくて、SaaSという成長業界で裁量を持って仕事ができるようになったからです。年収はあくまで結果であって、目的にすると判断が狂う。

もう一つ見落としがちなのが「手取り」の話。年収が100万円上がっても、所得税と住民税と社会保険料で30〜35万円は持っていかれます。月額にすると手取りベースで5万円くらいしか増えない。その5万円のために毎日2時間余分に残業して、家族との時間が減って、健康を損なうとしたら、それは本当に「年収アップ」と呼べるのか。

年収データを見るのは大事です。自分の市場価値を知ることは大事です。でも、数字だけ見て「高い」「低い」と一喜一憂するのではなく、自分が何に価値を感じるのか、どういう生活を送りたいのか、そこから逆算して判断したほうが、長い目で見て後悔が少ない。僕は40歳になった今、心からそう思っています。

まとめ:年収の現在地を知ることからすべてが始まる

この記事で一番伝えたかったのは、「自分の年収が平均と比べて高いか低いか」を知ること自体が目的ではないということです。知った上で、自分がどう動くかを考える材料にする。それが本当の意味での年収比較の使い方だと思います。

実際には、年収を上げる方法は一つじゃない。転職もあるし、社内昇格もあるし、副業もある。業界を変えるという選択肢もある。大事なのは、自分の現在地を正しく把握して、そこからどのルートを選ぶかを冷静に判断すること。

僕が32歳でショックを受けたあの日から、ちゃんとデータと向き合って行動した結果、今の年収と満足度の両方を手に入れることができました。この記事があなたの「現在地の把握」に少しでも役立てば嬉しいです。

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