転職の内定辞退の伝え方【失礼にならないメール例文・電話スクリプト付き2026年版】

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内定をもらったのに断る。これほど気まずいことはない。

特に面接で良くしてくれた担当者や、何度もやり取りした人事の方に「辞退します」と伝えるのは、精神的にかなりキツい。私も2社の内定辞退を経験したが、辞退の電話をかける直前に15分ほど深呼吸が必要だった。

でも、複数社に応募して複数の内定を得た場合、辞退は避けられない。大事なのは「辞退すること」ではなく「辞退の伝え方」だ。丁寧に、誠実に伝えれば、相手も理解してくれる。

この記事では、内定辞退の具体的な伝え方を、メール例文と電話スクリプト付きで解説する。

内定辞退の基本マナー

いつ伝えるか

できるだけ早く。理想は決断した当日〜翌日以内。

企業は内定を出した後、入社準備(オフィスの準備、PCの手配、チームへの共有)を進めている。辞退が遅れるほど、企業側の損失が大きくなる。

「もう少し考えてから辞退しよう」と先延ばしにするのは一番ダメなパターン。決断したらすぐに連絡する。

電話 vs メール

状況 推奨
承諾前(検討中に辞退) メールでOK
承諾後(一度OKした後に辞退) 電話が必須。その後メールで正式連絡
エージェント経由 エージェントに連絡するだけでOK

承諾後の辞退は電話が必須。メールだけで済ませるのは失礼。電話で誠意を見せた上で、メールで正式な記録を残す。

メール例文(3パターン)

パターン1: 承諾前の辞退(最も一般的)

件名: 選考辞退のお詫び(○○太郎)

○○株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。○○太郎です。

先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。
御社の事業内容や面接でお話しいただいた内容に大変魅力を感じておりました。

しかしながら、慎重に検討を重ねた結果、
誠に恐れ入りますが、今回の内定を辞退させていただきたく
ご連絡いたしました。

面接にお時間を割いていただいたにもかかわらず、
このような結論となり大変申し訳ございません。

末筆ながら、御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

○○太郎
TEL: 090-XXXX-XXXX
Email: xxxxx@example.com

パターン2: 他社を選んだ場合

件名: 内定辞退のお詫び(○○太郎)

○○株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。○○太郎です。

先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

慎重に検討を重ねた結果、自身のキャリアプランを考慮し、
他社様への入社を決断いたしました。

御社の面接を通じて○○事業の将来性を深く理解でき、
大変有意義な時間をいただきました。
このような結果となり、誠に申し訳ございません。

貴重なお時間をいただきましたことに重ねてお礼申し上げます。
御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

○○太郎

パターン3: 承諾後に辞退する場合

件名: 入社辞退のお詫び(○○太郎)

○○株式会社
人事部 △△様

お世話になっております。○○太郎です。

先日は内定を承諾させていただきましたが、
その後の検討の結果、大変心苦しいのですが
入社を辞退させていただきたくご連絡いたしました。

一度承諾した上での辞退となり、
御社にご迷惑をおかけすることを深くお詫び申し上げます。

本日お電話にてもお伝えいたしましたが、
改めて書面にてご連絡いたします。

重ねてお詫び申し上げますとともに、
御社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

○○太郎

電話スクリプト

基本の流れ

「お忙しいところ恐れ入ります。
先日内定をいただきました○○と申します。
人事の△△様はいらっしゃいますでしょうか。」

(担当者が出たら)

「お忙しいところ恐れ入ります。
先日は内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。

大変恐れ入りますが、慎重に検討を重ねた結果、
今回は辞退させていただきたくお電話いたしました。

面接を通じて御社の○○に大変魅力を感じておりましたが、
自身のキャリアプランを総合的に考慮した結果、
このような判断に至りました。

貴重なお時間をいただいたにもかかわらず、
申し訳ございません。」

よく聞かれる質問への回答

Q: 「理由を教えていただけますか?」

「自身のキャリアプランを総合的に検討した結果です。御社に不足があったということではなく、別の方向性が自分に合っていると判断いたしました。」

具体的な理由(他社の年収が高い、等)は言わなくてOK。曖昧でいい。「自身のキャリアプランの観点から」で十分だ。

Q: 「条件を変えるので、もう一度検討していただけませんか?」

「ありがとうございます。しかし、今回は総合的な判断であり、条件面だけの問題ではないため、辞退の意思は変わりません。申し訳ございません。」

引き留められても、決断が変わらないなら毅然と断る。「検討します」と曖昧にすると、相手を余計に期待させてしまう。

エージェント経由の辞退

転職エージェントを使っている場合は、エージェントに連絡するだけでOK。エージェントが企業に辞退の連絡をしてくれる。

エージェントへの連絡例:

「○○エージェントの△△さん

お世話になっております。○○です。

○○株式会社様の内定について、
慎重に検討した結果、辞退させていただきたいと思います。

理由は、[他社を選んだ / 現職に留まることにした / 
キャリアプランと合わなかった]ためです。

△△さんにはご尽力いただいたにもかかわらず、
申し訳ございません。

引き続き、[他社の選考 / 転職活動]ではよろしくお願いいたします。」

辞退後のリスクと対策

リスク1: 同じ企業に将来応募しにくくなる

内定辞退しても、多くの企業は将来の再応募を歓迎している。ただし承諾後の辞退は印象が悪く残る可能性がある。承諾前の辞退なら、再応募のハードルは低い。

リスク2: 業界内で噂になる

同じ業界で転職する場合、「あの人は内定を辞退した」という情報が伝わる可能性はゼロではない。ただし、丁寧に辞退すれば問題になることはほとんどない。失礼な対応をした場合だけがリスク。

リスク3: 損害賠償を請求される?

結論: 内定辞退で損害賠償を請求されることはほぼない。法律上、労働契約は労働者側から2週間前に通知すれば解除できる(民法627条)。内定辞退はこれに該当する。

ただし「入社日の直前に辞退する」「会社が辞退者のために多額の費用を支出した場合」は、理論上損害賠償の請求が可能とされている。常識的なタイミングで辞退すれば問題ない。

やってはいけない辞退のNG行動

NG1: 音信不通(ゴースト)

連絡せずにフェードアウトするのは最悪のパターン。企業は「承諾してくれるだろう」と待っている。連絡がなければ何度も連絡してくる。お互いに時間を無駄にする。

NG2: メールだけで承諾後の辞退を伝える

承諾後の辞退は電話が必須。メールだけで済ませると「不誠実」という印象が残る。

NG3: 辞退理由を詳しく話しすぎる

「他社のほうが年収が100万円高かった」「面接官の対応が悪かった」——本音がこうだとしても、辞退時に詳しく話す必要はない。「総合的な判断で」と曖昧にしておくのがマナー。

NG4: 決断を先延ばしにする

「もう辞退するつもりだけど、言いにくいから来週にしよう」——この1週間で企業は入社準備を進めている。早く伝えるほど、企業側の損失は小さくなる。

まとめ

内定辞退は「失礼なこと」ではない。複数社を受けて比較した結果、最適な1社を選ぶのは当然のことだ。

  • できるだけ早く伝える(決断した当日〜翌日)
  • 承諾前ならメールでOK、承諾後は電話+メール
  • 理由は「総合的な判断」でOK、詳細は不要
  • エージェント経由ならエージェントに任せる
  • 丁寧に、誠実に伝えれば、問題にはならない

転職活動全体の進め方は転職活動のスケジュール管理術で、面接対策は転職面接で必ず聞かれる質問10選を参考にしてほしい。

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