「志望動機、何を書けばいいかわからない…」
転職活動で最も悩む項目の1つが志望動機ですよね。僕も2回の転職で合計20社以上に応募しましたが、1回目は「御社の理念に共感し〜」みたいなテンプレ文を送って8割落ちた。2回目は書き方を根本的に変えて、書類通過率が3割→7割に跳ね上がった。
何を変えたか。「なぜ御社か」ではなく「御社で自分が何をできるか」にフォーカスした。これだけ。
この記事では、採用担当に刺さる志望動機の書き方を、テンプレートとNG例を交えて解説します。
志望動機で採用担当が見ているポイント
3つの評価軸
| ポイント | 見ていること | ダメな例 |
|---|---|---|
| なぜこの業界か | 業界への理解と本気度 | 「成長中の業界だから」(浅い) |
| なぜこの会社か | 他社との差別化を理解しているか | 「御社の理念に共感」(誰でも言える) |
| なぜあなたなのか | 入社後に貢献できる根拠 | 「熱意があります」(根拠がない) |
この3つに明確に答えられていれば、志望動機としては合格ライン。逆にどれか1つでも曖昧だと「本気度が低い」と判断されます。
採用担当の本音
転職エージェントの友人に聞いた話ですが、採用担当が志望動機で一番嫌うのは「どの会社にも使い回せる内容」。
「御社は業界のリーディングカンパニーであり、その理念に深く共感しました」
…これ、会社名を入れ替えたらどこでも使えますよね? バレます。100%バレます。1日に何十通もの応募書類を読んでいる採用担当は、テンプレ文を瞬時に見抜く。
志望動機テンプレート(3段構成)
構成
① 結論(なぜ御社を志望するか)— 1〜2文
② 根拠(自分の経験・スキルとの接点)— 3〜5文
③ 貢献(入社後に何ができるか)— 2〜3文
テンプレート文
①【結論】前職で培った○○の経験を活かし、御社の○○事業の成長に貢献したいと考え、志望いたしました。
②【根拠】前職では○○業界で○年間、○○を担当しておりました。具体的には○○のプロジェクトで○○を達成し、(数字の実績)。この経験を通じて○○のスキルを身につけました。御社が○○に注力されていることを拝見し、自分の○○の経験が直接活かせると確信しています。
③【貢献】入社後は、まず○○に取り組み、○○の改善/成長に貢献できると考えています。将来的には○○にもチャレンジし、御社の○○の実現に寄与したいと考えています。
実際に書いた例(僕の2回目の転職)
前職のSaaS企業で3年間培ったカスタマーサクセスの経験を活かし、御社のプロダクト成長に貢献したいと考え、志望しました。
前職では100社以上の法人顧客を担当し、オンボーディングプロセスの改善により解約率を15%→8%に低減しました。また、顧客の声をプロダクトチームにフィードバックする仕組みを構築し、3つの機能改善に繋げた実績があります。御社がSeries B調達後にカスタマーサクセス部門を強化されていることを拝見し、自分の経験が即戦力として活かせると考えました。
入社後はまず既存顧客の解約防止とアップセルに注力し、6ヶ月以内にNRR(売上維持率)の改善に貢献できると考えています。
この志望動機で書類通過率が跳ね上がった。ポイントは「具体的な数字」と「御社のどの課題を解決できるか」を明確にしたこと。
業界別の書き方ポイント
IT・Web業界
- 技術的なキーワードを適度に入れる(使える技術、経験したプロジェクトの規模)
- 「なぜこの会社のプロダクトに興味があるか」を具体的に
- 自分で使った感想や改善提案があると◎
営業・マーケティング
- 数字で語る(前年比○%成長、○件の新規開拓)
- 「御社の○○というサービスを実際に使って〜」は強い
- 市場分析への言及があると「勉強している人」と思われる
コンサル・金融
- 論理的な構成が評価される(結論→根拠→展望の流れを崩さない)
- 業界知識をさりげなく示す
- 「御社の○○のケースを拝見し〜」と実績への言及
未経験の業界への転職
- 「なぜ今の業界を辞めるのか」に触れる(ネガティブにしない)
- 前職のスキルがどう活きるか(ポータブルスキル)を明確に
- 自主的な学習・資格取得があれば必ずアピール
やりがちなNG例5つ
NG1: 「御社の理念に共感しました」
これが最もよくある失敗。理念に共感すること自体は悪くないけど、それだけでは志望動機にならない。「どの部分に共感し、自分のどの経験と繋がるのか」まで踏み込む必要がある。
NG2: 「スキルアップしたいです」
採用担当の本音:「うちは学校じゃない」。会社は成長の場を提供してくれるけど、志望動機で「学びたい」を前面に出すと「この人は受け身だ」と思われる。「貢献」と「成長」を5:5ではなく、8:2くらいの比率で書く。
NG3: 前職の悪口
「前職の○○が不満で〜」は絶対NG。たとえ事実でも、ネガティブな理由は「また不満があったら辞めそう」という印象を与える。「前職で○○を経験し、次のステップとして○○に挑戦したい」とポジティブに言い換え。
NG4: 待遇面への言及
「御社の福利厚生に魅力を感じ〜」「年収アップを目指し〜」は志望動機としてNG。思っていても書かない。待遇の話は内定後の条件交渉で。
NG5: 長すぎる
志望動機は200〜400字が適切。500字を超えると読まれない。採用担当は1通あたり30秒〜1分しか読まない。簡潔に、でも具体的に。
志望動機の仕上げチェックリスト
書き終わったら、以下を確認:
- [ ] 会社名を入れ替えても成立する内容になっていないか?
- [ ] 具体的な数字(実績)が入っているか?
- [ ] 「御社で自分が何をできるか」が明確か?
- [ ] 200〜400字に収まっているか?
- [ ] 前職の悪口・待遇への言及がないか?
- [ ] 誤字脱字がないか?
まとめ
志望動機は「なぜ御社か」ではなく、「御社の○○という課題に、自分の○○という経験で貢献できる」と伝えるもの。この視点で書くだけで、テンプレ文とは一線を画す志望動機になります。
まずは「① 結論 → ② 根拠(数字入り)→ ③ 貢献」の3段構成で下書きを作ってみてください。そして必ず「この内容、他社にも使い回せないか?」とセルフチェック。使い回せるならまだ具体性が足りません。





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