「転職を始めようと思うんだけど、エージェントとサイト、どっちに登録すればいいの?」
これ、転職初心者が最初にぶつかる壁ですよね。僕も1回目の転職はリクナビNEXT(転職サイト)だけで進めて、2回目はリクルートエージェント(転職エージェント)を使った。結論から言うと、2回目のほうが圧倒的にスムーズでした。
ただ「全員がエージェントを使うべき」かというと、そうでもない。転職サイトのほうが向いている人もいる。
この記事では、両者の違い・メリット・デメリットを比較して、あなたの状況に合った選び方を提案します。
そもそもの違いを30秒で理解
| 比較項目 | 転職エージェント | 転職サイト |
|---|---|---|
| 仕組み | 担当者が求人を紹介+サポート | 自分で求人を検索+応募 |
| 費用 | 無料(企業が払う) | 無料 |
| 求人の探し方 | 担当者が選んで提案 | 自分で条件設定して検索 |
| 非公開求人 | ◎(全体の60〜80%) | ×(基本的に公開求人のみ) |
| 書類添削 | ◎(プロがレビュー) | ×(自力) |
| 面接対策 | ◎(模擬面接、企業情報提供) | ×(自力) |
| 年収交渉 | ◎(代理交渉) | ×(自力) |
| 自分のペース | △(担当者のペースに合わせる場合も) | ◎(完全に自分のペース) |
| 求人数の網羅性 | △(担当者が選んだものだけ) | ◎(数万件を自由に閲覧) |
一言でまとめると:
– エージェント = プロにおまかせコース
– サイト = セルフサービスコース
転職エージェントのメリット・デメリット
メリット
1. 非公開求人にアクセスできる
転職エージェントが扱う求人の60〜80%は「非公開」。なぜ非公開にするかというと、企業側が「競合に採用動向を知られたくない」「応募が殺到するのを避けたい」から。
つまり、エージェントを使わないと出会えない求人がある。特に年収500万円以上のポジションは非公開率が高い傾向。
2. 書類添削と面接対策が受けられる
職務経歴書の書き方がわからない、面接で何を聞かれるか不安。こういった悩みをプロが無料で解決してくれる。
僕の2回目の転職では、エージェントに職務経歴書を3回添削してもらった。自分では「完璧」と思っていた書類が、プロの目で見ると改善点だらけ。添削後の書類で書類通過率が明らかに上がった。
3. 年収交渉を代行してくれる
内定後の年収交渉は、自分でやるよりエージェント経由のほうが成功率が高い。エージェントは企業の予算感を知っているし、交渉のプロ。しかもエージェントの報酬は年収に連動するから、あなたの年収を上げるインセンティブがある。
デメリット
1. 担当者の当たり外れがある
これがエージェント最大のリスク。優秀な担当者に当たれば天国、合わない担当者だとストレスの元。
対策: 複数のエージェントに登録して比較する。合わなければ担当変更を申し出る(普通にできます)。
2. 自分のペースで進められないことがある
「この求人、今週中に返事をください」と急かされることがある。エージェントにもノルマがあるので、応募を急がせるケースは正直ある。
対策: 「○月までに転職したい」「急いでいないので良い求人があれば」と最初にペースを伝えておく。
3. 紹介される求人が偏ることがある
担当者の得意分野や、エージェントが持っている求人の偏りによって、「自分が本当に行きたい業界の求人がない」こともある。
対策: 総合型(リクルート、doda)と特化型(業界特化)を併用する。
転職サイトのメリット・デメリット
メリット
1. 自分のペースで進められる
誰にも急かされず、気になる求人だけブックマークして、準備ができたら応募。「まだ転職を決めていないけど、市場を見ておきたい」というフェーズの人に最適。
2. 求人の全体像が見える
数万件の求人を自由に検索・比較できる。「自分の市場価値はどれくらいか」「どんな求人があるのか」を把握するのに最適。
3. スカウト機能で思わぬ出会いがある
プロフィールを登録しておくと、企業やヘッドハンターからスカウトが届く。特にビズリーチのハイクラススカウトは、自分では探さない業界・職種からの提案が来ることがある。
デメリット
1. 全部自分でやる必要がある
書類作成、面接対策、日程調整、年収交渉。全部セルフサービス。転職経験が少ない人にはハードルが高い。
2. 非公開求人にアクセスできない
転職サイトに掲載されている求人は公開求人のみ。「本当に良い求人」はエージェント経由でしかアクセスできないケースが多い。
3. 応募しても返信がないことがある
転職サイト経由の応募は企業のATS(応募者管理システム)に入るため、書類選考の通過率がエージェント経由より低い傾向。エージェント経由なら担当者が企業に推薦してくれるから、少なくとも「見てもらえる」。
結局どっち?目的別の使い分け
| あなたの状況 | おすすめ |
|---|---|
| 初めての転職 | エージェント — 書類添削と面接対策のサポートが心強い |
| 2回目以降の転職 | 併用 — サイトで市場を見つつ、エージェントで非公開求人にアクセス |
| まだ転職を迷っている | サイト — マイペースに情報収集 |
| 年収アップが最優先 | エージェント — 年収交渉の代行は大きなアドバンテージ |
| 特定の業界・職種に行きたい | 特化型エージェント — IT、外資、医療などの専門エージェント |
| ハイクラス転職(年収600万+) | ビズリーチ(サイト)+ エージェント併用 |
僕のおすすめ: 「3+1」の併用戦略
エージェント2社 + 特化型エージェント1社 + 転職サイト1つ の4つに登録するのが最も効率的。
| 役割 | おすすめサービス |
|---|---|
| 総合型エージェント① | リクルートエージェント(求人数No.1) |
| 総合型エージェント② | doda(書類添削が丁寧) |
| 特化型エージェント | レバテックキャリア(IT)/ JACリクルートメント(外資)等 |
| 転職サイト | リクナビNEXT or ビズリーチ |
「4つも多い」と思うかもしれないけど、エージェントの担当者の質は会社ではなく個人によるので、複数登録して良い担当者を見つけるのが鉄則。良い担当者が見つかったら、その1社に絞ればOK。
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よくある質問
Q: エージェントに登録したら必ず転職しないといけない?
いいえ。「情報収集だけ」でも全然OK。実際、登録者の半数以上は「いい求人があれば」くらいの温度感。エージェントもそれを理解しているので、無理に転職を勧められることは(まともなエージェントなら)ない。
Q: エージェントを途中でやめてもいい?
はい。「他で決まりました」「転職を見送ります」と一言伝えればOK。費用は一切かからない。
Q: 複数のエージェントに同じ求人を紹介されたら?
最初に紹介されたエージェント経由で応募するのがマナー。同じ求人に複数のエージェントから応募すると、企業側で混乱が生じる。
まとめ
転職エージェントと転職サイトは「どちらか」ではなく「併用」が正解。エージェントで非公開求人と手厚いサポートを得つつ、サイトで市場全体を俯瞰する。
まずはリクルートエージェントかdodaに登録して、担当者と15分話してみてください。それだけで「自分の市場価値」と「今動くべきかどうか」がクリアになります。





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