正直に言うと、最初の転職で私はエージェント選びを失敗しました。
27歳のとき、なんとなく有名そうなエージェントに登録して担当者と話したら、「あなたのスキルだとこの求人がおすすめです」と10社ほどの求人票を渡されて終わり。面接対策もなし、企業分析もなし。3社応募して全滅したとき、「これはエージェントが悪いんじゃないか」と思い始めました。
その後、転職エージェントを2社使い分けてようやく内定を獲得。年収が100万円上がりました。今振り返ると、最初から正しいエージェントを選んでいれば、3ヶ月の時間と精神的なダメージを節約できたと思います。
この記事では、私の経験と2026年4月時点の最新情報を元に、転職エージェントを本音で比較します。
転職エージェントとは何か:使う前に知っておくこと
転職エージェントは、求職者と企業のマッチングを仲介する無料サービスです。登録・利用は無料で、採用が決まったときに企業から報酬が入る仕組みです。
使うことで得られる主なメリットは3つ。
非公開求人へのアクセス:転職サイトには掲載されていない求人の約60〜70%が非公開求人と言われています。競合を避けるためや採用人数が少ないために非公開にされており、エージェント経由でないとそもそも応募できません。
面接・書類の個別サポート:担当のキャリアアドバイザーが職務経歴書の添削、面接対策、企業との交渉(年収・入社日調整)まで対応してくれます。特に初転職の方には、「何から準備すればいいかわからない」という悩みを解消できるという価値があります。
企業の内部情報:面接での注意点、担当者の傾向、社風のリアルな情報など、公開されていない情報を教えてもらえることがあります。「この企業は〇〇を重視する傾向があります」という一言で面接通過率が変わることも。
ただし、全てのエージェントが同じ質を提供しているわけではありません。担当者のスキル・求人の質・サポートの手厚さは各社で大きく異なります。
転職エージェントの選び方:3つの判断基準
1. 求人の量と質
求人数が多いほど選択肢が広がりますが、「数が多ければいい」わけではありません。自分の希望する職種・業種の求人がどれだけあるかが重要です。
エンジニアなら技術系求人に強いエージェント、管理職・ハイクラスを狙うなら専門特化型など、自分の転職先に合ったエージェントを選ぶことが大切です。
2. アドバイザーの質と相性
正直なところ、同じエージェント内でも担当者によって全然違います。
良いアドバイザーの特徴:
– 希望をヒアリングした上で求人を提案してくれる(求人を押し付けない)
– 志望企業の具体的な情報を教えてくれる
– 面接フィードバックをちゃんと共有してくれる
– 「早く決めましょう」という圧力をかけない
相性が合わなければ担当変更を依頼して大丈夫です。エージェントはあなたのために働いている、という意識を忘れずに。
3. 利用しやすさ(オンライン対応など)
2026年現在、ほぼすべての大手エージェントがオンライン面談に対応しています。在職中に転職活動をする場合、平日夜や土曜日に対応してもらえるかも確認しておきましょう。
転職エージェントおすすめランキング2026
2026年4月時点の情報を元に、利用者評価・求人数・サポート質を総合評価しました。
1位:リクルートエージェント
総合評価:★★★★★
こんな人におすすめ: 初転職 / 求人数を重視したい / 幅広い職種・業種を検討したい
業界最大手。登録求人数は非公開求人を含めると30万件以上と、他を圧倒する規模です。企業への交渉力も高く、書類通過率・内定率ともに安定しています。
担当アドバイザーの当たり外れはありますが、それはどのエージェントも同じ。外れたら担当変更を遠慮なく依頼してください。
良い点:
– 求人数が圧倒的に多い
– 全国・地方含めて対応できる
– 対面・オンライン両対応
注意点:
– 求職者数も多いため、担当の手が薄いと感じることも
– キャリアに不安がある場合は他のエージェントと並行利用がおすすめ
2位:doda
総合評価:★★★★★
こんな人におすすめ: エージェントサービスと転職サイトを同時に使いたい / 20〜30代メイン
リクルートエージェントと双璧をなす大手エージェント。「エージェントサービス」と「転職サイト(自分で検索・応募)」が一体化しているため、1つのアカウントで両方の機能を使えるのが最大の特徴です。
担当アドバイザーの丁寧さに定評があり、特に初転職の方には「何から始めればいいか」を一緒に整理してもらえると口コミで評判。登録後すぐに担当から連絡が来るため、スタートが早いのも好評です。
3位:マイナビエージェント
総合評価:★★★★☆
こんな人におすすめ: 20代の初転職 / 第二新卒 / IT・メーカー系を狙っている
20代・第二新卒に特に強いエージェント。「まだ転職活動が初めてで不安」という方には、丁寧なオリエンテーションと面接練習が好評です。
IT・メーカー系の求人が比較的充実しており、未経験からエンジニア転職を目指す方の支援実績も多い。
4位:ビズリーチ
総合評価:★★★★☆
こんな人におすすめ: 年収600万円以上 / 管理職・ハイクラス転職を狙っている
ハイクラス転職特化のスカウト型エージェント。企業やヘッドハンターから直接スカウトが届く仕組みで、「自分の市場価値を知りたい」という目的での登録も有効です。
通常の転職エージェントとは違い、有料プラン(月額3,278円)もありますが、スカウト受信自体は無料でできます。現職に不満はないが良い機会があれば動きたい、という「パッシブ転職」の方にも向いています。
5位:パソナキャリア
総合評価:★★★★☆
こんな人におすすめ: 女性の転職 / 丁寧なサポートを重視する / 中途採用に強い
担当アドバイザーの丁寧さと内定後フォローの手厚さが特徴。求人数は大手2社には及ばないものの、質の高い求人が多く、ミスマッチが少ない転職ができると評判です。
女性の転職支援実績が豊富で、産育休後の転職、時短勤務希望などのケースにも対応してもらいやすい。
6位:type転職エージェント(エンジニア特化)
総合評価:★★★★☆
こんな人におすすめ: ITエンジニア / 首都圏勤務希望 / エンジニア求人の質にこだわる
首都圏のITエンジニア転職に特化したエージェント。担当アドバイザーもIT業界の知識があり、「技術スタックについて会話ができる」という口コミが多い。
エンジニア転職は技術の理解が必要なため、「エンジニアとしての強みをちゃんと理解してもらえない」という不満を感じる方には特におすすめです。
7位:レバテックキャリア(IT・Web特化)
総合評価:★★★★☆
こんな人におすすめ: IT・Web系エンジニア / 技術力で勝負したい / 年収UP狙い
IT・Web系エンジニアに特化したエージェント。「年収の交渉をしっかりやってくれた」という口コミが多く、技術職の市場価値を最大限に引き出してくれると評判。
求人はIT・Web系に絞られますが、その分担当者の業界知識が深く、「この会社はフルリモートOKか」「技術スタックはどうか」という細かい情報も教えてもらいやすい。
転職エージェントを賢く使う3つのコツ
コツ1:複数のエージェントに同時登録する
エージェントごとに保有する求人が違います。1つだけ登録していると、見えていない求人が多数ある状態です。
おすすめの組み合わせ:
– まず全員: リクルートエージェント + doda(求人の網羅性確保)
– エンジニア: + type転職またはレバテックキャリア
– ハイクラス: + ビズリーチ
コツ2:「とりあえず聞く」を気軽にできる関係を作る
転職するかどうかまだ迷っている段階でも登録して構いません。「今すぐ転職する気はないが、市場価値を知りたい」という目的での相談も受け付けています。
エージェントは相談がタダ。「転職を決意してから登録しよう」と思っていると、準備に時間がかかり好機を逃すことがあります。
コツ3:担当アドバイザーを積極的に評価する
相性が合わない担当者に当たることは珍しくありません。「この人と話してもしっくりこない」と思ったら、遠慮せず担当変更を申し出て大丈夫です。
担当変更は各エージェントのサポート窓口に連絡するだけ。サービス品質が落ちることはありません。
よくある質問
Q. 転職エージェントは本当に無料ですか?
A. 求職者側は完全無料です。費用は採用した企業が負担します。
Q. 在職中でも登録できますか?
A. もちろんです。むしろ在職中の登録が推奨されています。焦らず選べるため交渉力が上がります。
Q. エージェントを通さず直接応募する場合との違いは?
A. エージェント経由だと書類選考の通過率が上がる場合があります(推薦状がつく)。ただし、企業によっては直接応募の方が内定率が高いケースもあるため、エージェント+直接応募の並行運用が最も効果的です。
Q. 断り方がわからなくて困っています
A. 「一度立ち止まって考えたい」「他のエージェントも並行して使いたい」と素直に伝えて大丈夫です。優良なエージェントであれば急かしたりしません。
まとめ:まず2社から始めよう
転職エージェント選びに迷ったら、まずリクルートエージェントとdodaに登録することをおすすめします。
この2社だけで市場の大半の求人をカバーできます。登録後にカウンセリングを受けて、担当との相性を見ながら必要に応じて他のエージェントを追加していくのが現実的なアプローチです。
転職は人生の大きな意思決定。「とりあえず話を聞く」という軽い気持ちからスタートして構いません。無料カウンセリングを活用して、自分の市場価値を確認するところから始めてみてください。





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